三毛猫のオスというのは非常に数が少ない事を、知っていますか?
おそらくそこらにいる三毛猫のほとんどが、メスであるはずです。
これの理由はどうも遺伝子に関係があるそうです。
猫はさまざまな毛色を持っていますが、実はどのような遺伝子を持っているかによって、どんな毛色を持つかが決まります。
遺伝子は染色体上にあり、染色体は親から子へと受け継がれていきます。
だから親が持っていない遺伝子を子が持つ事はほとんどありえず、結果として(隔世遺伝、突然変異などの例外はありますが)子は親と似た毛色を持ちます。
私は生物のことはよくわからないのですが性別を決める時、XXという染色体を持てばメス、XYという染色体を持てばオスになるそうです。
そして三毛の遺伝子はなぜかXの染色体上にしかなく、しかもXXとなった時のみ発現するそうです。
このため理論上は三毛はメスしかいないという事になります。
ところが、ごくまれにXXYという染色体を持つ猫が生まれるらしいのです。
そして、この時のX染色体上に三毛の遺伝子があると三毛のオスになります。
しかしこのような染色体を持つ猫は、Y染色体を持つために外見上はオスであるらしいのですが、X染色体が一つ多くあるため精子が弱く、交尾は出来ても生殖は出来ないそうです。
ちなみに、三毛のオスが生まれる確率というのは1000〜100分の1だそうです。
まあこんなことを知っているからって、猫好きレベルが高いわけではないのですが。