本来個人主義である猫が、夜に仲間内で集会を開いていると言う話がありますが、この話は本当です。
猫のなわばりは大別して2つ、ハイムテリトリー(プライベートエリア)とハンティングエリアに分けられます。
このうちハイムテリトリーは子育てや休息を行う、人間にとって我が家のような地域です。
我が家のような地域であるから当然、猫は身内以外の者の進入を拒みます。
対してハンティングエリアとは、その名の通り猫にとっての狩り場です。
昔はねずみやその他の小動物を狩っていた地域ですが、現在はそのほとんどがゴミ捨て場や、えさやりおばさんがエサを置く公園の隅などを含む地域となっています。
そして、このハンティングエリアは他の猫と共有してるのです。
ここに猫が夜に集会を開く理由があります。
先に書いたように個人主義の猫は、他の猫と会うことを極度に嫌います。
だから同じハンティングエリアでも時差出勤を心がけ、マーキングやつめとぎといった、伝言を残し極力出会うことを避けています。
けれども始終顔を合わせないでおくと、臭いをかいだときにどこの猫だか判らないしもしよそ者が入り込んでいたら、一致団結して排除しなくてはいけないので、同じハンティングエリアを共有している者同士は知り合っておこうと言う考えの元に、集会は開かれているらしいのです。
まあこんなことを知っているからって、猫好きレベルが高いわけではないのですが。