その日私は友人M及びYとともに駅前のゲーセンに来ていた。
友人Mのいうところのバリバリでボコボコでブシュブシュな気分爽快多人数プレイゲーム<エイリアンVSプレデター>をやるためである。
私は最初Mが何を言っているのか分からなかったが、ゲームを開始して数秒後、このゲームは確かにバリバリでボコボコでブシュブシュだと思ったのだった。
この世にあるゲームのいくつかは人間の反応速度の限界ぎりぎりの戦いを強います。
このゲームもそんな神経灼ききりゲーの一つとして私の脳裏にしっかりと刻み込まれています。
何しろホラー映画のプレデター(2はかなりアクション映画)にでてくる宇宙人「プレデター」をプレイヤーが操って、エイリアン(3、4はシガニー・ウィバーおんりぃだと思う)にでてくる宇宙人「エイリアン」をやっつけるというのですからどう考えても派手なものになります。
基本はファイナルファイトみたいな格闘アクションなのですが、プレイヤーは「プレデター」の2人と人間2人、合計4人からプレイヤーキャラを選ぶことが出来ます。
彼らは基本性能の違い及びレバーとボタンの組み合わせで出せる必殺技の違い、そして銃の性能の違いで個性付けされています。
銃(チャカって読んでね)。熱血高校くにおくん以来、銃は強力で卑怯なボス敵の飛び道具でした。
しかしこのゲームではプレイヤーキャラも弾切れのしない銃をもっているので、応射する事が可能になっています。
さらにアイテムの銃も大量にでてくるので、銃撃戦というのが繰り広げられる場面もあります。
このゲームの神経灼き切り要素は、敵の強さにあります。
本当に敵は鬼のように強く、雑魚エイリアンの攻撃ですら一発食らうと体力ゲージの4分の1が持って行かれてしまいます。
おまけに雑魚エイリアンは鬼のようにわいて(だいたい7〜8匹、ひどいときはこれに中ボスがくっついてくる)でてくるので、最初のうちはばたばたと死んでいくことになるでしょう。
けれどもなれてきて、超反応で体力消費無敵緊急回避技がだせるようになるとラストステージに進むことが出来るようになります。
もっともラスボスで最低でも3回は死んでしまうのですが。
最近のゲームは親切設計で適当やっていてもクリアーできるものや、覚えてないと絶対出来ないと言ったものが多いですが、このゲームにはゲームとの真剣勝負と言うものがあるような気がします。
残念ながら昔のゲームなので、このゲームがおいてあるゲーセンはそうないでしょう。
もし近くのゲーセンで見かけたら(そして自分の反射神経に自信があれば)挑戦してみてください。
久々に熱い戦いが楽しめます。
19××年 ○月○日(中三受験後春休) 最寄り駅近くのゲーセンにて
文責 綾
BGM: PRINCESS PRINCESS
Bee−Beep
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